みょうがの甘酢漬けの作り方

みょうがの甘酢漬け

みょうがの収穫時期は7月〜8月。たくさんみょうがを収穫できたら、夏の暑さにぴったりなみょうがの甘酢漬けを作りましょう!

みょうがの甘酢漬けの材料

食材 分量
みょうが 200g
100ml
砂糖 大さじ3
小さじ1/2

みょうがの甘酢漬けの作り方

%%{init:{'theme':'base'}}%% graph TB classDef warn fill:#ffa23e A[みょうがをよく洗う] --> B[みょうがをさっと茹でる] B --> C[煮沸消毒した瓶へ移し
酢,砂糖大,塩小を加えて冷蔵保存]

完成したみょうがの甘酢漬けは、翌日から食べられます。甘さをひかえたい場合は、砂糖の量を調整してください。しっかり煮沸消毒できていて冷蔵保存すれば、一ヶ月以上は余裕でもつと思います。

みょうがの甘酢漬け
みょうがの甘酢漬け

みょうがの甘酢漬け
みょうがの甘酢漬け

▼ みょうがの酢漬けでハンバーガーを作ってみました!

赤い色素のアントシアニン

アントシアニンとは、植物に含まれる紫色の色素の名前で、赤紫蘇、みょうが、なすの皮、紫キャベツ、紫玉ねぎ、ラディッシュ、紫芋、いちご、ブルーベリー、ぶどうなどに含まれています。ポリフェノールの一種で、紫外線から実を守る働きがあります。

梅干しを作る時に、赤紫蘇を梅酢に浸すと一気に鮮やかな赤色になりますが、これはアントシアニンが酸性ではピンク色に、アルカリ性では青色や緑色に変化するという性質があるからです。みょうがにもアントシアニンが含まれているため、酢漬けにすることで爽やかなピンク色に染まるのですね。

みょうがと日本人

ところでみょうがは、3世紀に書かれた『魏志倭人伝』に記録が残っています。『魏志倭人伝』は中国の『三国志』中に出てくるお話で、日本列島にいた民族・住民の倭人(日本人)の習俗や地理などについて書かれている歴史書です。

原文は漢文ですので、わかりやすく現代語訳された書籍をもとに一部を参考させていただきました。

倭の地では、真珠や青玉を産出する。山からは丹(赤色顔料)が採れる。木にはユズリハ・トチ・クス・ボケ・クヌギ・スギ・カシ・ヤマグワ・カエデがある。竹にはササ・ヤダケ・フジがある。ショウガ・タチバナ・サンショウ・ミョウガがあるのだが、それらがよい味であることを知らない。

このように『魏志倭人伝』にも日本にみょうがが存在していたことを知れるのですが「それらがよい味であることを知らない」と書かれています。当時の日本人はみょうがを食べなかったのでしょうか?しかも今では和食に欠かせない生姜や山椒までもが食べられていない様子です。これには驚きました。

また『魏志倭人伝』は他にも非常に面白いショッキングな内容を知ることができます。現代語訳でも数ページの短い文章ですので簡単に読むことができます。約2000年前の日本の生活感がリアルに伝わってくるので、一度お読みになると面白いですよ。

みょうが(茗荷)の特徴

項目内容
別名茗荷
学名Zingiber mioga
分類ショウガ科ミョウガ属
原産地アジア東部
英名Japanese ginger
来歴日本と台湾で自生しているが、野菜として栽培しているのは日本だけ。
栄養ミョウガの香り成分のもととなるα-ピネン消化を助ける、発汗を促す、血液の循環を良くする効果がある。辛味成分には抗菌作用があるので、口内炎の予防にも。
保存法しめらせたキッチンペーパーに包んで冷蔵保存。
料理薬味、甘酢漬け、ピクルス、しば漬け
タネまきミョウガの球根(地下茎)を2月~4月初旬
収穫日数7~10月
肥料月に1回
水やり乾燥に弱いので、毎日欠かさず水やりを行う。
その他nan
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