青唐辛子の酢漬け(ピクルス)の作り方・レシピ【大量消費・長期保存】

青唐辛子の酢漬け(ピクルス)の作り方・レシピ【大量消費・長期保存】

青唐辛子を大量消費できるレシピ「青唐辛子の酢漬け」の作り方をご紹介します。唐辛子の栽培で大量に唐辛子が収穫できてしまった方や、夏の時期に出回る青唐辛子を安く買って「青唐辛子の酢漬け」にチャレンジしてみませんか?

青唐辛子の酢漬けはいわゆるピクルスですので、タバスコ代わりピザにのせたり、麻婆豆腐やラー油に入れてみたり、チャーハンに入れてみても美味しいそうです。とても簡単に作れて長期保存が可能ですので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね!

青唐辛子の酢漬けの材料

次の分量を基本に、青唐辛子の量に合わせてピクルス液を作ってください。

材料 分量
青唐辛子 100g
A 米酢 200cc
A 砂糖 60g
A 塩 小さじ2

青唐辛子の酢漬けの作り方

  1. 青唐辛子をお湯でさっと茹で殺菌して冷ます
  2. 1の青唐辛子を輪切りにし、煮沸消毒したビンへ詰める
  3. Aのピクルス液を鍋に入れ、一度沸騰させたら冷ます
  4. ピクルス液を青唐辛子が浸るまでビンに注ぎ、足りなければピクルス液を足す

青唐辛子の酢漬けの実践

▼ 10月になろうとしている頃、まだ青唐辛子が安く売られていたので大量に買ってきました。東北の方は唐辛子の熟す時期が遅めなのでしょうか?

スーパーで買った青唐辛子
スーパーで買った青唐辛子

▼ 青唐辛子の表面の菌を殺菌するため、沸騰した湯でさっと茹で、すぐに流水で洗って冷やします。茹ですぎてはいけません。

青唐辛子をさっと茹でる
青唐辛子をさっと茹でる

▼ 青唐辛子をカットします。カットするときは、トウガラシの辛味成分が肌を刺激しますので、手袋と眼鏡の着用を強くおすすめします!一度素肌のまま唐辛子をカットしたことがありましたが、大変な目にあいました。

青唐辛子のカット、手袋メガネ必須!
青唐辛子のカット、手袋メガネ必須!

▼ 煮沸消毒したビンに、青唐辛子を詰めます。空気中の菌が混入しないようにフタを被せておきましょう。

煮沸消毒したビンに青唐辛子を詰める
煮沸消毒したビンに青唐辛子を詰める

▼ 前回の青唐辛子の酢漬けで余ったピクルス液です。これも再利用します。

ピクルス液の再利用
ピクルス液の再利用

▼ 新しいピクルス液と古いピクルス液をまぜ、沸騰させます。沸騰すると、勢いよく吹きこぼれる可能性がありますのでご注意ください。

沸騰したら火を止め、しばらく放置して冷まします。

ピクルス液を沸騰させ冷ます
ピクルス液を沸騰させ冷ます

▼ 冷ましたピクルス液をビンに注いだら、青唐辛子の酢漬けの完成です!青唐辛子がしっかりピクルス液へ浸かるようにしましょう。

青唐辛子の酢漬けの完成
青唐辛子の酢漬けの完成

どうしても青唐辛子が浮いてきますので、写真のようにラップくしゃくしゃにして抑え込むとよいでしょう。

青唐辛子の酢漬けの日持ちですが、私が調理した限りでは1年ほど保存できました。しっかり除菌して冷蔵保存することが大事ですが、取り出すときにも必ずキレイなスプーンですくうようにしてくださ。

▼ こちらの保存瓶のように、重石がついていると青唐辛子が空気に触れずピクルス液にしっかり浸かるので、日持ちも長くなりそうです。

作った青唐辛子の酢漬けは、ピザ生地から作ったピザの上にのせて食べるのが大好きです!ピザのチーズのまろやかさが青唐辛子の辛味を和らげてくれます。青唐辛子の酢漬けは、ハラペーニョソースの代わりに使えます。

ちなみに「ハラペーニョ」はメキシコを代表するトウガラシの品種の一つです。

▼ 他にも青唐辛子を大量消費するレシピとして「ゆず胡椒」や「青唐辛子ラーメン」を作ってみてはいかがでしょうか?ゆず胡椒はなんと、1年の長期保存が可能で結構簡単に作れちゃいます!

トウガラシの効用

ところでトウガラシについて調べたところ、トウガラシにはさまざまな効用のあることが分かりました。トウガラシの辛さ成分といえば「カプサイシン」ですが、このカプサイシンにはダイエット効果があることでも有名です。

カプサイシンは交感神経を刺激し、腎臓のとなりの副腎からアドレナリンを分泌させる働きがあります。アドレナリンとは「戦うか、逃げるか」のホルモンです。アドレナリンが分泌されると、すぐに身体を動かせるように、エネルギー源を血中に供給しておく働きがあります。具体的には、身体を緊急事態にそなえるために、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解して血糖値を上昇、さらに脂肪組織で脂肪を分解して血中遊離脂肪値を上昇させるのです。

他にも、カプサイシンによって刺激された交感神経が、褐色脂肪組織という体内器官に作用して体脂肪を燃焼させます。

こういったことから、トウガラシにダイエット効果があると言われるのでしょうね。

また、トウガラシを食べると汗をかきますよね?これもトウガラシに含まれているカプサイシンに発汗作用があるためです。発汗作用と同時に、カラダを温める作用もあります。

ですから、とうがらしを夏に食べればいったんカラダは熱くなりますが、汗による気化熱で最終的にはカラダが涼しくなります。冬に食べればカラダが温まります。ただし、汗をかいてしまうと気化熱でカラダが冷えてしまうので注意が必要です。

他にもカプサイシンには、胃や腸を刺激して食欲を増進させる働きがあります。

またトウガラシには、ビタミンCやカロチンが豊富ですので、風邪の予防や免疫力活性化につながります。コロナ渦の昨今、免疫力のつくトウガラシは最適な食べ物ではないでしょうか。もちろん、栄養があるからといって食べ過ぎは逆効果ですので注意しましょう。

トウガラシのベランダ菜園

ベランダで菜園しているトウガラシ君も、たくさんの実を付けています。このまま収穫すれば青唐辛子として食べることができます。赤くなるまで熟して酢漬けにしても美味しそうですね!

トウガラシのベランダ菜園
トウガラシのベランダ菜園

唐辛子は「内藤唐辛子」が有名だけあって、ここ東京でもよく育つんですよねー。日当たりの悪いベランダですが、病害虫が寄ってこないのでそれなりに実をつけて育ちます。鷹の爪やハバネロ、万願寺とうがらしなどの品種を育てて家庭菜園を楽しんでます^^

記事に関するご質問などがあれば お問い合わせ までご連絡ください。
漬物に便利な道具
保存食レシピのオススメ本
私が使っているまな板、包丁
私が使っている調理器具
関連記事