【長期保存・大量消費】かぼちゃを丸ごと使うレシピ|かぼちゃペースト、サラダ、煮物、干し物の作り方
スーパーで安く売られていたので、かぼちゃを丸ごと1つ買ってみました。しかし当然、一人暮らしの自炊で使い切れ量ではありません。そこで、煮物や干し物、かぼちゃペーストなどの保存食にしたりと工夫し、なんとかかぼちゃを丸ごと使い切ることができました。ここではかぼちゃを使い切るためのアイデアレシピをご紹介いたします。
かぼちゃの煮物の作り方
- かぼちゃの種、ワタをスプーンで取り除く
- 食べやすい大きさにカットする
- かぼちゃの内側を下向きにして、鍋に並べる
- 水がひたひたになるまで注ぎ、醤油、みりん、酒、砂糖大さじ1ずつ入れる
- 落し蓋をしてかぼちゃが柔らかくなるまで中火で煮る(20分程度)
かぼちゃの煮もので煮崩れさせないコツは、ワタ側(皮と反対側)を下にして煮ることです。こうすることで、煮崩れしやすい皮がきれいに付いたまま仕上がります。
かぼちゃを2/5個ほど使って煮ものにしました。作ってから冷蔵保存で4日ほどで消費し、美味しく食べられました。
種は後ほど紹介するパンプキンシードとして栄養価の高いナッツになります。ワタもスープなどに入れれば無駄にならず食べられます。
かぼちゃの天ぷら
- かぼちゃを半分に切り、7mm厚にスライスする
- 小麦粉50g、冷水100cc、卵大さじ3をボウルに入れ軽く混ぜる
- 揚げ油を175度程度の温度に熱し、かぼちゃを❷の天ぷら液にくぐらせ3分ほど揚げる
小麦粉と水は混ぜすぎるとグルテンが形成されて粘りが出てしまうため、天ぷらにはよろしくありません。冷たい水でざっくり混ぜる程度が良いです。水を少なめに設定して、氷を直接入れて冷やすのもアリです。
私はいつもメスティンサイズのミニダッチオーブンに油を入れて揚げ物をしています。1人分の少量の揚げ物をするのにちょうど良いサイズでして、油も少なくて済みます。また、ダッチオーブンの蓄熱性が高いので、温度変化がしにくく少量の油でもキレイに揚げることができます。
固いかぼちゃの皮も、天ぷらで揚げればわずか3分程度で柔らかくなります。あっという間にかぼちゃの天ぷらの完成です。シンプルに塩で食べたり、麺つゆにつけて食べるのが美味しいです^^
かぼちゃの干し物(乾物)の作り方
- かぼちゃを薄くスライスし、風通しの良いところで2〜3日干す
- 乾燥剤とともにジップロックへ入れ冷蔵保存
薄くスライスしたかぼちゃを、湿気の少ない天気の良い秋などに、2〜3日干すだけでかぼちゃの干し物の保存食が簡単に作れちゃいます。
どれだけ日持ちするかは、いかに水分と湿気を含ませないことにかかってきます。常温ですとカビが生えやすいので、冷蔵保存するのが無難です。ジップロックに乾燥剤を入れて保存しました。
かぼちゃの干し物を使うときは、しばらく水につけて戻してから料理に使いましょう。
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パンプキンシード(かぼちゃの種)の作り方
- かぼちゃの種をよく洗い、ワタを取り除く
- 風通しの良いところで2日ほど干す
- 清潔な爪切りで殻を破り、種の実を取り出す
- フライパンで軽く炒る
かぼちゃの種はナッツでも売られているほどですので、余すことなく使いましょう。かぼちゃの種の周りについているヌメヌメしたワタを取り、よく洗ってから風通しの良い場所で干します。
乾燥後、かぼちゃの種の殻を剥きます。キレイに消毒した爪切りを使うと殻を剥きやすいです。
最後に、かぼちゃの種を軽く煎ります。パンプキンシードは煎らなくても食べられますが、炒ると香ばしくてとても美味しいです。かぼちゃの種をフライパンで炒るときは、ポップコーンのように弾ける種もありますのでフタをしながら炒ると良いと思います。炒るときに油をひかなくて大丈夫ですが、空炒り可能な鉄製のフライパンを使いましょう。写真では、テフロン加工のフライパンで炒っていますが、鍋を痛めますのであまりおすすめできません😅
かぼちゃの種にはたくさん栄養が含まれています。リノール酸、α-リノレン酸などの不飽和脂肪酸をはじめ、ビタミンE、B1、B2、ナイアシン、亜鉛、鉄分、マグネシウムなどなど。お酒のおつまみにも良いですし、かぼちゃサラダなどにも入れても美味しかったです。少し手間ではありますが、とても贅沢な気持ちになれますのでぜひ皆さんも試してみてください。
かぼちゃペーストの作り方
- かぼちゃ約1/2個の皮を剥き、適当な大きさにカットする
- かぼちゃが柔らかくなるまで煮る
- バター30gを加え、マッシャーなどでかぼちゃを潰す
- サラダにしたり、ジップロックに冷凍保存しスープにして使える
かぼちゃの硬い皮は、包丁で削ぐようにして丁寧に切り取ります。皮は捨てずにスープストックなどで使いましょう。
鍋にたっぷりの水を入れて、かぼちゃが柔らかくなるまで煮ます。かぼちゃの煮物と同様、20分程度で柔らかくなるはずです。煮汁は捨てずに、スープストックとして使いましょう。かぼちゃの栄養が溶け出しているので、捨てるのはもったいないです。たとえば、玉ねぎを入れてスープにして美味しくいただきます(レシピは後述します)。かぼちゃの出汁は豊かです。コンソメなど必要なく、塩コショウだけで十分に美味しい料理が一品作れます。
バターを加えてマッシャーでかぼちゃを潰しペースト状にします。
かぼちゃペーストをジップロックに詰めて冷凍保存します。写真のように、切り込みを入れておくと小分けにできて便利です。
かぼちゃサラダの作り方
クリーミーで上品なお味のかぼちゃサラダの作り方をご紹介いたします。
- かぼちゃペースト(かぼちゃとバターをマッシュしたもの)に、生クリームを大さじ2入れる
- 塩コショウで味を整えたら完成
かぼちゃサラダに、干しぶどうやアーモンドを入れると良いアクセントになります。また、炒ったパンプキンシードを入れても美味しかったです^^
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かぼちゃスープの作り方
- 玉ねぎスライスを鍋に入れ、オリーブオイルで炒める
- 冷凍したかぼちゃペーストを❶に入れ水100ml、牛乳100mlを鍋に加え温める
- スープがドロッとしたら塩コショウで味を整えて完成
お好みで生クリームやパセリなどを散らしても良いです。
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