生ごみコンポスターに挑戦してみた!ベランダで堆肥づくり、生ごみの再資源化
はじめに
東京で一人暮らし、ベランダで家庭菜園を楽しむおじさん(笑)です。お笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さんが書かれたゴミ関連の本の影響を受けて、最近は自分のゴミを徹底的に分別し極力減らすようにしています。
努力してやってるように思われるかもしれませんが、やってみるとこれが結構楽しんですね。当然生ゴミも減らすわけですが、意識しているとほとんど生ごみ出ません。自宅で生ゴミになるとしたら、バナナの皮、枝豆の皮、玉ねぎの皮、ニンニクの皮、卵の殻、トマトのへたくらいでしょうか。基本的に食べられる皮は全部食べちゃいますし、里芋もタワシで泥を落としたら丸焼きにして皮ごと食べてしまいます(塩でいただくと絶品です!)。ですから生ごみはだいぶ少なくなりましたが、それでも先ほどの皮や殻はどうしても処分しなければなりません。そこでそれらの生ごみを堆肥にすべく、コンポスターに挑戦してみました。
腐葉土で生ごみコンポスター 0日目 (8/1)
コンポスターの作り方を調べてみると、ミミズを飼ったり、ぬかやEM菌を入れたりとされています。そもそも土に生ごみを入れるだけじゃダメなの?と思ったり。いまいちコンポスターの役割がピンときてませんでしたが、ある記事を見て生ごみを腐敗させるのではなく発酵させるのだという文章を見た時にピンときました。なるほど、 このサイトの保存食づくり でやっている乳酸菌発酵と似たようなことだなと。
今回ははじめてのコンポスターということもあり、できるだけシンプルな方法で 腐葉土 をベースにしてやってみました。色々な野菜作りで大活躍の フェルトプランター が一つ余ってましたので、それをコンポスターとして使うことにします。段ボールでやられてる事例もありますから、ある程度通気性の良いものならばなんでも良さそうです。腐葉土はホームセンターで20Lを購入しました。600円しなかったくらいです。この腐葉土をプランターの底10cmほど敷き詰めます。
▼ こちらの商品は縦型でスペースを取らない容器なので、狭いベランダで使いやすそうです。下が開くので、そこから熟成された用土を取り出せるのが良いですね!
マルチ用の藁が余ってましたので、これも処分がてらコンポスターへ混ぜてしまいます。腐葉土も藁も常在菌が沢山いそうですので、発酵には良い役割をしてくれるんじゃないでしょうか?さらに終了したプランターなどの枯れ草も混ぜ入れます。そして土を被せます。野菜づくりで酷使してきた古土です。疲れ果ててますので、コンポスターで蘇ってくれたら最高ですね。
さて、ここからは生ごみの投入です。ご近所迷惑を考えて、臭くなるような肉などの生ごみは入れません。基本は野菜クズのみをコンポスターへ投入します。枝豆の殻とレモンの抜け殻がありましたので、ミキサーで粉砕してみました。毎回この粉砕作業を行うのは大変ですが、初回ということでやってみました。
その後、写真のように適当なシートを被せました。保温して発酵を促進させる意味と、虫が入ってわかないようにする意味があります。重石を乗せて後日様子を見ます。
コンポスターで白カビが生えた 1日目 (8/2)
この頃は連日34℃近い猛暑日でした。翌日コンポスターを覗いてみますと、生ごみを覆うように白カビが生えてました。嫌な匂いはしませんが、もしかして腐ってるのかなと思いすぐにググってみました。すると一次発酵によるものらしく、コンポスターとしてうまく機能しているとのことでした。よかったよかった。シートの保温はかなり効果的な気がしますね。
2週間後 15日目 (8/16)
2週間後のコンポスターの様子です。白カビも落ち着き、生ごみが土と同化してきました。一時期コバエが大発生してましたが、そちらもだいぶ落ち着いてます。嫌な匂いもありません。3、4日に一度生ごみを追加してる感じです。
コンポスターの温度を測定すると、他のプランランターの温度より2、3℃高い感じです。気温が30℃ですから、発酵は落ち着いてる感じでしょうか?
ここまでで、分解しやすい生ごみとそうでないものが分かってきましたので少しまとめます。
分解しやすい生ごみ
- バナナの皮
- 細かくした生ごみ
- 植物の葉っぱ
基本、人間が食べる部分のものは分解しやすいです。
分解しにくい生ごみ
- 輸入レモンの皮(防腐剤が塗ってあるため?)
- 種
- 卵の殻
- 肉の骨
- 栽培終了した植物の幹や根っこ